2014.4.7 ラインの黄金(演奏会形式)鑑賞 東京・春・音楽祭2014 東京文化会館

指揮:ヤノフスキ オケ:N響 ワーグナー解釈で評判のいいヤノフスキだし演奏会形式でオケが見えるのが良い。ワーグナーは現代的な変な演出で興ざめしたことがあったので。東京リングのジークフリート準メルクルN響 演出:キース・ウォーナー:剣の修理が電子レンジでチン。ミュンヘンの神々の黄昏(指揮:メータ、演出家は忘れた)はいきなりサラリーマンがベッドから起きてYシャツ・ズボンをはき馬で家を出る。馬を引くのがマイケルジャクソン風の男。
舞台いっぱいにオケが広がる。ハープが指定通り6本。弦は指定より少なかった。後方に大スクリーン。このためひな壇がいつもより低くよけいに狭く感じる。コンマスは何とキュッヒルさん。事前にアナウンスしてよ!花見がてらに奥さんの里帰りも兼ねてたのか?
ヤノフスキの指揮は決して大げさでなく冷静な棒、オケも柔らかく豊かな響きでいつものN響と違った感じなのはキュッヒルさんの貢献大。歌手陣も知らない人ばかりだったがレベルは高く日本人4人の女性歌手も大健闘。でも休憩なしの2時間半は疲れる。リングの4作は今年から順番にやるとのことで、来年はワルキューレで楽しみ。大型スクリーンは静止画。各場毎に変わったが特に奇抜な画像はなく、あってもなくても良い感じだった。ラインの黄金を初めて観たのは10年前ティーレマン指揮のベルリン・ドイツオペラで。オーソドックスなリングをやるとのことで出かけたが、ワルキューレとも観てすごく感動した。フリッカ役で当時名前も知らなかった藤村実穂子さんが出ていてビックリしたことを覚えている。
歌手:
ヴォータン:エギルス・シリンス     ドンナー:ボアズ・ダニエル
フロー:マリウス・ヴラド・ブドイウ   ローゲ:アーノルド・ベズイエン
アルベリヒ:トマス・コニエチュニー   ミーメ:ヴォルフガング・アブリンガー=シュペルハッケ
ファーゾルト:フランク・ヴァン・ホーヴ ファーフナー:シム・インスン
フリッカ:クラウディア・マーンケ    フライア:藤谷佳奈枝
エルダ:エリーザベト・クールマン    ヴォークリンデ:小川里美
ヴェルグンデ:秋本悠希         フロースヒルデ:金子美香

http://www.tokyo-harusai.com/program/page_1830.html

http://www.asahi.com/articles/ASG437FVGG43ULZU01F.html朝日Web版 吉田記者の記事
http://www.nhkso.or.jp/about/contents/9544/ N響ホームページより