2013.11.17 ヤンソンス指揮コンセルトヘボー ベートーベンP協No.3、英雄の生涯 ミューザ川崎

ミューザで聴くヤンソンス・コンセルトヘボーは2度目。プログラムも普通は日本ツアー全公演のプログラムだがミューザ独自のもの。ヤンソンスはラトルと同様ミューザが大好きだそうで(元ミューザ職員で麻生フィル元VCのKさん曰く)開演1時間前までリハをやっていたのがFBに上がっていた。Pfのアックスは昔聴いた時(スターン・ヨーヨーマとベートーベンのトリオ協奏曲)は若々しかったが今は好々爺って感じ。ポーランド出身とは知らなかったがアンコールにショパンを2曲をサービス。
英雄の生涯はうちのオケで2週間前に本番をやったばかりなので凄く楽しみにしていたが、もう何も言うことのないくらいの凄い演奏。コンマスといいHr、Fgも素晴らしい。EHの若い女性奏者も見事。個人的にはヤンソンスが昨年バイエルン放送響を振った放映DVDを良く見て研究していたので興味深かった。指揮者がほぼ正面で見える席で観れ大満足。彼が棒を左手に持ち替えた時はたっぷりと表情豊かな演奏になる。アンコールのペールギュントのソルベイグの歌も見事。72名の弦のアンサンブルは見事、pppが素晴らしかった。どうでもいいことだが、オランダ人は大柄のせいか、ステマネが椅子のクッションを配りまくってたし、後列の金管群は椅子を2,3個重ねてた。ただVaトップの日本人までクッションを使ってたのは??小柄なのに。。大地主かも(笑)。。。明日の上野が最終公演で、それから広いオーストラリアを半周してから帰国だそう。ウィーンフィルもすぐ帰国でなくモスクワでベートーベン全交響曲と世界的なオケの奏者は、まずタフでないとだめなんだ。
以下の写真はミューザでのリハ風景(梶本FBより)