2013.11.20 ラトル・ベルリンフィル シューマン:春、プロコ:Vn協No.1、春の祭典 ミューザ川崎

台北、ソウル、日本国内を巡るツアーの最終日はミューザで。シューマン交響曲第1番「春」、休憩後プロコヒエフ:Violin協奏曲第1番 ソロ:樫本大進、ストラビンスキー:春の祭典という豪華なプログラム。オケの弦の配置がシューマンはVn1,Va,Vc,Vn2でプロコ以降は普通のVn1,Vn2,Vc,Va。どういう意味があるかわからない。樫本さんのソロは昔サントリーでデュトア・モントリオール響でシベリウス、2年前N響でマルッキとかいった女性指揮者でスペイン交響曲を聴いたことがあり今回で3回目。自分の中ではコンマスというよりソロ奏者の感じが強い。当たり前だがオケとピッタリ合っていて、繊細かつ力強い演奏に魅了された。樫本さん、何回もカーテンコールがあり、最後にアンコールはないとの彼のジェスチャーに会場はドッとわく。すぐ春祭になるが、1stVnの5プルトと折り返しの6プルト目辺りが騒々しい。何と樫本さんがその間で弾くんだ。プロコを弾いて退場したばかりなのに。周りからワイワイ言われコンマスも会場に挨拶しろよ!みたいで団員も皆笑顔で和やか。ツアー最後だから一緒に弾こうといった感じ。春祭はラトル渾身の棒で、もう圧倒されっぱなし。大迫力の凄い演奏。あっという間に終わった感じ。こんな演奏そうそう聴けない。自分的には昔はウィーンフィルだったが今はベルリンフィルがいい。団員が去ってからラトルが出てきて拍手を制して今回のアジアツアー最終日&感謝の気持ちを言ったよう。この前にラトルの指示で団員全員がP席を向いてにこやかにオジギして退場。こんなの初めて見たよ。今日も大満足で帰還。ミューザの響きは本拠地のフィルハーモニーより良く感じたが。。。
  

以下はベルリンフィルのブログより転載
1.ラトルのカーテンコール時の話し
今回のアジア・ツアー、最終公演の舞台となったのはミューザ川崎シンフォニーホールでした。このホールは、東日本大震災で天井仕上げ材等落下の被害を受け、大規模な復旧工事が行われました。「以前も素晴らしい音響を誇っていたこのホールですが、改修を経て、世界最高レヴェルの音楽ホールとなりました」と、サー・サイモン・ラトルは聴衆に語りかけました。
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2.樫本さんのニュースと写真
Pulling a double shift: at the last concert in Kawasaki, our concertmaster Daishin Kashimoto plays Prokofiev’s First Violin Concerto on the first half, and then plays along on the last stand at the final Sacre du printemps – to the amazement of his colleagues.