2013.11.16 ティーレマン・ウィーンフィル ベト8&第九 ミューザ川崎

ベト8の最初の音からウ〜ン。まさにウィーンフィルサウンドで惹きこまれる。特に第九の最初のチェロの歓喜のメロディ。滑らかなpppはこの世のものとは思えない天上の音楽。全員でこういう風に演奏するんだ。アマでは難しい。聴かせ所とばかり大きく演奏することが多い。というより音が弱弱しくなってアタマではわかっていても私はpppでは弾けない。だんだん厚みを増していって歓喜の合唱にもっていく崇高な時間。これが聴けただけでも良かった。P席左側前から2列目でティーレマンがまともに見れ大満足。第九も合唱がウィーン楽友協会合唱団・・200人くらいか?予算的事情から日本の合唱団で間に合わせることが多いのにウィーンから呼ぶとは凄い。アマチュア合唱団だそう。今日と明日のサントリーに出演。土日にスケジュールするのは皆さんのお勤めを考えてのことかな??ソリストにアルトで藤村さん。ティーレマンは藤村さんを使いたがる。10年程前リングを観たくてベルリンに行ったが、当時は何でも良いから観たいだけで指揮者やソリストは誰でも良かったが、それがティーレマン指揮、フリッカ役で藤村さんが出ていたラインの黄金ワルキューレ。凄く感動し、それがもとでワーグナーの楽劇10作品全部を観ることになった。ティーレマンウィーンフィルブルックナーが楽友協会で聴きたくて出かけたこともあった(ブル8)。とにかくテンション上がりっぱなしで帰路についた。が、地下鉄横浜駅で待っている時に揺れを感じる。周りの人も?? でも地震だ!と叫ぶ人や場内放送もなし。電車は定刻通り来て何事もなかったかのように発車。コンサート中でなくて良かった。何年か前、やはりウィーンフィルムーティサントリーで本番中に震度4の地震発生。中断せずに弾き続けたとかも思いだした。今後ウィーンフィルを聴きに行く時は万一を考えてから行こう。
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ホール入口の掲示 2003年 ワルキューレのカーテンコール ベルリンドイツオペラ ティーレマンはこのリングを最後にドイツオペラを去る。喧嘩別れだとか。今はドレスデンのゼンパーオペラのシェフ 2007年 ウィーンフィルブルックナー8番のカーテンコール ウィーン楽友協会大ホール