2013.5.13&5.18大野和士・ウィーン交響楽団東京公演 サントリー・オペラシティ

5/13 フィガロの結婚序曲、ブラームスVn協:庄司紗矢香、ブラームス:交響曲4番 アンコール:春の声、トリッチトラッチポルカ、雷鳴と電光
5/18 未完成、マーラー5番 アンコール:13日と同じ3曲の大サービス
自分のトシとなると日本人指揮者がウィーンの名門オケウィーン交響楽団を、それもウィーンゆかりの作曲家の曲ばかりを振るなんて信じられない快挙だが、大野さんは特に気負いもなく冷静な指揮で質の高いコンサートだった。特に東京最終公演のマーラー5番は秀逸(2,4楽章)。オケを完全に掌握した感じでのびのびとした指揮。音自体が特に弦は点でなく大きな拡がりで聞こえて来るのはさすが。アンコールなんオケに任せ細かい指揮なんてしない。オケもノリノリで笑顔で演奏していて余裕さえ感じられすごい。サントリーはP席下手側最前列で大野さん・庄司さんの出入りも見れて最高。オペラシティも2F席1列目下手ドアー口上方で大野さんの指揮が良く見えて良かったが、お客の入りが今一で残念。でも2公演とも堪能でき聞きに来てよかった。
オペラシティの時はその前にN響定期。フェドセーエフでオールロシア物。ショスタコ1番のシンフォニー・チャイコ:弦セレ、最後にボロディン・イーゴル公より序曲とダッタン人と普通と逆の演奏順だったが、かえって新鮮だった。フェドセーエフは前ウィーン響首席でウィーンで聴いたことがあるが今日のN響もそうだったが、これといって特別な印象はない。それと以前ウィーン・コンツェルトハウスのウィーン響の時、休憩時に上手側出入口付近の舞台上にチェロが1つ無造作に置いてあり驚いたが、オペラシティでもそれがありビックリ。考えられない。


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