2011.9.15&16 N響第1733回定演 プレビン指揮マーラー第9番

N響の9〜11月定期A,Cは、ほとんどすべて聴きたい指揮者と曲で40何年ぶりに定期会員になった。その初日はプレビンでマーラーの9番(18時から)。ベートーベンが交響曲は9作品で亡くなったので自分もそうなると思い詰めたとか言われている作品で、暗くて重い感じの曲だが、4楽章なんてもう言葉に表せないくらい素晴らしいので、すごく期待して出かけた。
同じ日のコンサートでドイツ音楽鑑賞旅行仲間のSさんからトリフォニーで14時開演の新日フィル:アルミンク指揮ブラームスのドイツレクイエムのチケを頂いたので、それも聴きに行くかなり濃い目のダブルヘッダーの1日となった。レクイエムは初めて聴いたハープやパイプオルガンもありで意外だったが、Sopや合唱が良くて心洗われる名演だった。
マラ9は期待通りの演奏。介添えがないと登場出来ないプレビン、指揮も座ってやるので大きな動作はできないが、さすがN響、素晴らしい反応。お互いに信頼しきっている感じで奏者も聴き手もどんどん引き込まれて行く。4楽章なんてもう言うことなし。こんな演奏はそう聴けるもんではない。Hr,そしてEhの池田さん!短いけど重要で大切なソロ、何てことなく表情豊かに奏いて素晴らしい存在感!! プレビンはこういう曲はどうかしら?と思っていたが、とんでもない。身体全体から発するオーラなのか人柄なのか、出てくる音に説得力があり素晴らしいの一言!! 余りに感動したので、翌日もダメモトで出かけたが、幸い自由席があったので3Fの最後列で聴いたが、音は意外にも全然問題なく、またまた大感動。これが1500円で聴けるとは毎回来てもいいよ。2日とも静かに終わったとたんのブラボーはなくホッとした。開演前に場内放送でしきりに余韻をお楽しみ下さいなんて言ってたけど、これが効いたのかな??なお、マラ9はブルーノワルターウィーンフィルで初演後ちょうど100年の曲だった。

トリフォニーから出たところでスカイツリーを。その後久しぶりの総武線で代々木乗換え原宿からNHKホールに向かう

NHKホール開演前

NHKホール終演後(2日目)

帰りの渋谷区役所前交差点、大混雑(2日目)

渋谷センター街はお祭りでみこしが出ていた(2日目)