2012.9.22 N響第1734回定期 スラットキン・ショスタコ7番レニングラード他

先週に続いてC定期鑑賞。指揮はこのコンサートのみ振るスラットキン。以前N響を振った時の印象が良くCDも2,3枚持っているので興味があった。曲はリャードフ:8つのロシア民謡ショスタコの7番「レニングラード」。ショスタコの7番は好きな曲の一つで期待していた。確かにひな壇最後列にバンダ10名が加わり大迫力の好演だったが感動することはなく意外に冷静に聴けた。身体がだるく、自分自身の中に前週のマラ9の余韻が残っていて、これが邪魔していた感じ。3楽章では、ついウトウトしてしまった。終演後、入口付近の雑沓の中でObの私服の池田さんを見たが、降り番で自分のオケを聴くとはすばらしい。内職等の事情で仕方ないが、こういう姿勢は素晴らしい。以前楽友協会でウィーンフィルを聴いた時、自分の客席前方に降り番だったコンマスのホーネックやキュッヒル・カルテットのチェロ奏者を見て驚いて帰国後某氏に話したら、日本のオケ奏者は降り番時に自分のオケを客席で聴こうとしないのがいけない!!なんて言っていたのを思い出した。それとショスタコ7番は、ちょうど私の生まれた1941年にナチス軍に包囲されたレニングラードで作曲された曲だそうでビックリ。

NHKホールに向かう。公園通りは先週に引き続き秋祭りのようで囃子が響いていた。