2013.11.8 N響A定期 シモン・ボッカネグラ演奏会形式

イタリアオペラの巨匠ネルロ・サンティ指揮ということでA定期会員ではないが、シモンボッカネグラを聴きたくて(初めて)行く。うちの新聞にチラシが挟も込まれていたので、かなり混むのではと思ったが全然。自由席の3Fは6割くらいの入りでビックリ。後方席は当日券1500円で有難い。先日のドゥダメルスカラ座は1万円程だったが、この演奏はそれに劣らない名演奏。N響はまるで違ったオケに聴こえたが、82歳のサンティおじいちゃんの功績大。でも入退場はヨタヨタで歩くのがおぼつかない感じだが、指揮は暗譜で作りだす音楽はさすが、グイグイ引き込まれてしまう噂通りの素晴らしい指揮者。最後の頃のマタチッチのようで、これが最後にならないことを祈るのみ。
演奏会形式はオケが舞台上にいるので大好き。オペラファンにはもの足りないだろうがヘンな演出で見さされるよりずっと良い。歌手陣はシモン役はさすがだけど、それ以上に韓国人のテナーが良かった。残念ながら韓国の優位を認めざるを得ない。Sopは例によって抱き合わせ出演でサンテイの娘さん。以前N響関係者から、必ず抱き合わせでそれがなければねえを聞いたことがある。偉そうなことは言えないけど、失礼ながら線が細くて主役としての”華”がないんだなあ。
偶然にも休憩時間に会場でアートライフ出演者のオペラ好きの男性2人にお会いした。また以前ドイツ音楽鑑賞旅行でご一緒し、その後もずっとお付き合いしていただいている方にも久しぶりにお会いし短時間だったがお話しでき楽しかった。皆さん聴きたい出し物の時だけ来られているようで、自由席のキャパは大きいし3F後方でも音はいいので来年から私もそうしよう。

http://www.nhkso.or.jp/concert/search_concert.php?part_list=&hall_list=&composer_list=0%2C10&conductor_list=&solist_list=&concert_year_st=2013&concert_month_st=11&concert_year_ed=2013&concert_month_ed=11&concert_sb=&chiho=&pageNo=1