2011.10.1〜11.18 膀胱ガン切除手術

2011.8.15に7月末の3回目の膀胱ガンの内視鏡手術の病理検査の結果を聞きにいったところ、主治医より癌が進行しており膀胱摘出手術をすべきとの話があり、セカンドオピニオンや転院の検討もOKとのことで子供たちとも相談して手術実績の多い癌研有明病院セカンドオピニオンを受けたが、やはり膀胱摘出しかないとの診断。結局実績が圧倒的に多い癌研病院で手術を受けることにした(回腸導管という手法で50年の歴史ありとのこと)。
10/1:入院、10/4:手術。13時間、輸血:3L(うち自己血:1.2L)という大手術で待っていた子供たちは余りに長くかかるので最悪も考えたようだった。
大手術のため回復にも時間がかかり、普通は1カ月以内の入院が1カ月半になった。
ストーマという人工膀胱を3日毎に取り換える作業や夜間は畜尿袋を付けて寝て、朝起床時に尿をトイレに流し、袋内は水で洗うことが死ぬまで続くのには退院直後は「何でこんな体になったんだろう」と沈みがちだったが、慣れるに従って「これで助かって生きてられるんだ」と思うようになり、半年後の今では煩わしさはあるものの特に気にならなくなり、オーケストラ活動や海外旅行も再開し始め、手術前と変わらない生活に戻りつつある。性格的に前向きなのが良かったようだ。
それにしてもガン手術を6回もやって生きてるなんてと皆さんが驚かれるが、こちらは早く見つけて取りさえすれば今の医療技術なら死ぬなんてことはあり得ないと思ってるだけなんだけど。とにかくこの病気は後ろ向きになったらオシマイ。悪い方に考えないことだ。



手術前に息子夫妻と


呼ばれて手術を待つ。一度に10数人呼ばれたが数が多いのに驚く


手術が終わりICUに入る。夜の10時過ぎなっていた。13時間もよくもったよ。


手術後3日目。調子が悪く、申し出て個室に移る


1Fフロアで今月はチェリスト溝口氏のコンサート。毎月1回やっている。まだ正常に戻っておらず10分ほどで病室に帰った



病室からゆりかもめ有明駅方面。この景色には昼も夜も癒された。この病院でも病室から東京タワーが見えて結構癒された。