麻生フィル定期演奏会(第51回:2010年4月以降)

第51回定期演奏会(2010年4月4日) 麻生市民館大ホール
今回はアマチュアオケでは非常に珍しくドビュッシー・ラベルのオールフランスプログラム。今回写真はなし。
曲目:
ドビュッシー:牧神の午後への前奏曲
ドビュッシー夜想曲  合唱:ル・シャン・デ・フルール(15名の女声合唱)
ラベル:クープランの墓
ラベル:ダフニスとクロエ第2組曲
指揮:三石精一

やる前は、こんな曲・・フランスらしい繊細な音なんて我々ではとても演奏出来ないよ!だったが、練習を重ねるに従って、それらしい音に。本番が最も良かったとは、麻生フィル創立以来約30年ご指導いただいている三石先生が珍しく褒めてくださった。
今回の練習時、新百合ヶ丘駅と練習所の往復のアッシー君をやったが、アマオケでこんなプログラムは画期的とか、1週間前の練習時の車中で、だいぶサマになってきて楽しみだ!とかおっしゃっていた。三石先生がフランスものを得意とされていることは今回初めて知ったが、練習時もいつになく雄弁で、わかりやすいご指導はすばらしかった。いつものことだが、先生の棒を見てさえいれば絶対に入り間違えることはない。今回の曲は特にそう。
打ち上げで、また、こういう画期的なプログラムをやる時は是非呼んで下さい!とは大感激。いつまでもお若い(打上げに参加された奥様も)先生と、またご一緒できる日を楽しみにしていよう。
最後のダフクロが終わった途端のいくつかのブラボーも珍しかったが、弾いていてドンドンのっていく自分が感じられ気持ち良かった。
アマオケにも詳しい友人から感動した旨メールが来ていた。ひどい演奏だから、聴きに来ないでと言っていたんだが。。。
3/28の練習日は先生の?回目の誕生日で、最初の音を出す時にちょっと待って下さいと言って、全員でハッピーバースディを演奏(編曲は例によって団員のOさん)、花束贈呈。。お帰りのクルマではたいそう喜んで感謝されていた。こういうアットホームな関係はすばらしい。


今回の写真がなかったので、ちょっと古いけど三石先生との2ショット記念写真。

2008/4/6 創立25周年記念演奏会(ミューザ川崎)打上げ時の写真
実は右手親指を本番1週間前のチェロのパート練習後の帰りに階段を踏み外し骨折。幸い医師のOKが得られ出演。三石先生の右後ろは小川典子さん。
演奏曲:ショスタコ・祝典序曲、交響曲第5番チャイコフスキー・P協(ソロ:小川典子

その時に小川典子さん&チェロの仲間と




ファミリーコンサート 6月27日 麻生市民館
久しぶりに、もう10数年ご指導いただいている小田野先生で、毎年恒例のファミリーコンサート(無料)
曲目:ムソルグスキー(ラベル編曲):はげ山の一夜
   プーランク:子象ババールの物語(朗読:劇団民芸 若杉 民)
   ムソルグスキー(ラベル編曲):展覧会の絵
   またラベルか??

7月19日 川崎市民交響楽祭 ミューザ川崎
ほとんど同じ曲同じ指揮者で行う
曲目:ムソルグスキー:はげ山の一夜
   モーツァルト交響曲第35番 ハフナー(これは降り番
   ムソルグスキー(ラベル編曲):展覧会の絵

聴きに来た友人たちから、口々にすごい演奏!素晴らしかった等々、今までで一番評判が良かった。



第52回定期演奏会(2010年10月24日)麻生市民館 指揮:松浦 修
 ウェーバー:オイリアンテ序曲
 メンデルスゾーン:Vn協奏曲 ソロ:柿沼麗子
 シューマン交響曲第4番

今回も写真がないので代わりにチラシを。
若い団員は知らないだろうけど久しぶりに20年前の大野さん以来の若手指揮者松浦さん。渾身の大熱演だった。(そういえば大野さん、今年の文化功労者なんだ。メディアは吉永小百合ばかり出てたけど大野さんを忘れないで!!)
メンコンも柿沼さんのVnとオケが互いに反応して弾いていて気持ちが良かった。数年前ベルリンフィル定演で聴いた、ハイティンク・ツィンマーマン(好きなVn奏者)より良かったよ!!ホントだよ!!!一緒の舞台に乗っていて我を忘れていたせいかな??アンコールのバッハ。がらりと奏法が変ってしっとりとした名演!心洗われた。柿沼さん、素晴らしい!!聴かせます。
シューマンはやっぱりいいねえ。4楽章のモヤモヤから始まり盛り上がっていくところなどゾクゾクして弾いていた。こんな感触は久しぶりだった。運命の3楽章から休みなく4楽章に移った所の感じと似ていて、こういうの大好き!
松浦さん、アンコールの前に客席に一言。想定外だったけど本心が出ていて良かった。打上げ時感極まって最後は涙声。。。若いっていいねえ!!女性陣から「かわいい〜」との歓声。今回も練習時の送迎をやったけど、お二人ともすご〜く真面目に音楽に取り組んでいる方で好感が持てた。小田急の事故で練習に遅れた時は二人とも本当に困惑され「申し訳ない。申し訳ない」ばかり。自分のせいではないのにねえ。
今回うちのオケもすごく伴奏が上手になった。引くところは引き、出すところは出し、お二人とも凄く反応の良いオケと感心しておられた。お客様はソロを聴きに来るわけで、伴奏のオケがでしゃばることはないけど、アマオケはこれが守れない。ただただ大きな音を出すのが普通だけど。。。小田野先生が良く言われる「大人のオケ」になりつつあるのかな?お二人とも更に経験を積まれ大きくなられて、またご一緒できる日があるといいナ!


第53回定期演奏会(2011年4月3日) 指揮:田中一嘉
 ラフマニノフカプリースボヘミアン
 チャイコフスキー:イタリア奇想曲
 チャイコフスキー交響曲第4番

管楽器が喜ぶ曲ばかり。
チェロは??3曲とも難し〜い。弾けないよ!!
チャイコ4は10数年前にやったけど、こんなに難しい曲だったとは?あの頃は若かったのかな??

第53回定演は3月11日に発生した東北関東大震災(M9.0)の影響で中止になった。
3月13日の練習前のミーティングで、主に若いお母さんお父さんの団員からこんな時期にやるべきでないの声が圧倒的に多く中止が決まった。自分的には残念!!アマオケでは一度やると少なくとも10年、その曲はやらない。このトシでは、チャイコ4はもう生きている間には出来ないだろう(引退する方が早いと思うけど)。4月になると世の中の動きは「自粛・自粛」では成り立たないので変わってくるハズ。もうちょっと先をみてほしかった感じ。その点シニアコンサートは、3月13日が中止になったけど出演者41名全員「やってほしい!」とのことで平日だけど4月4日にやることになった。68歳から90歳まで平均年齢75歳はテンションも落ちずヤル気マンマン。20代ばかりの東京チェロアンサンブルは、4/5に絶対に開催するとの連絡が主宰者のMさんからあってわが意を得たり!応援しなくっちゃ。友人を誘ってでも行くよ!!それに比べて我がオケは。。でも多勢に無勢と思って開催したいと意見を言わなかった自分にも腹が立ってイラつく。


2011年6月のファミリーコンサートは、いつもオケを楽しく弾かせる明るい竹本先生で楽しみ!! 今年は7月3日だそう。
ただ、これがなくなって第53回定演の曲をやるとかだけど、いったん落ちたテンションがどうなるか。。。少なくとも今はヤル気がしない。4月定演をやめた時の理由はまだ解決されず状況はかえって悪くなっているのにやるというのはねえ。ま、言ってもしょうがないが。ただ、竹本先生がなくなるのはすごく残念!!特にオペラのアリアがあったので、これ竹本先生だからやりたかった。麻生フィル、こういう歌伴は苦手で今後のためにいい勉強になると思ったけど。練習に参加したら気分が変わるかもしれないけど、どうしようかまだ迷っている。


2011年10月の第54回定期演奏会は久しぶりに横島先生で「田園」だとか。私、この曲聴くのは良いけど、弾くのが嫌い!!満足に弾けたためしがなく、いつも後悔ばかり。MorzartのOb協は降りるが、タンホイザー序曲はオペラの場面が思い出され好きな曲の一つで楽しみ!


2013年の麻生フィル30周年記念コンサートはマーラーの復活との噂。トシからして自分の最後のコンサートにするつもりだが。。。4回のガン手術から生還した時いつもこの曲を聴いて生きる意欲と元気をもらった私にとって大事な曲。
 
今度の大震災で、というよりJAL以上にアホ東電の原発放射能漏れで、特にヨーロッパのエアラインは乗務員の日本滞在拒否で一時成田に寄らなくなったり、今は来ているけど、今でも乗務員交代や機内食積込みは放射能が怖くてソウルやペキン、香港でやっている。日本から入る乗客はすべて放射能チェックされているそう。こんなのアタマに来る!!! 大震災前に5月末からウィーン・ベルリンのコンサート(ティーレマンミュンヘンフィルでブルックナー5、ゲルギエフとランランでウィーンフィル、ウェルザーメストでワルキューレアーノンクールでコンツエントムジクス&ラトル:ベルリンフィルマーラー6等)を予約していたけどアタマに来てヒコーキ、ホテルすべてキャンセル(キャンセル代6万円弱は痛いよ!!)。知り合いがいわきにいるのでその心配もあったけど、それ以上に腹立たしくて。。。放射能汚染はますます深刻になりそうなのでリタイア以来恒例の毎年のウィーン詣も12回目の今年で途切れる感じ。